なんでホームベースだけ5角なの??



野球には、ホームベース、1塁、2塁、3塁があります。
形は、ホームベース以外は全て四角ですが、
ホームベースだけは5角形となっていて、それにはこんなわけがありました。


審判が困る。

もともとはホームベースも他のベースと同じで、四角形でした。
四角の角の部分をピッチャーに向けて置かれていました。
で、そのころは、ベースの素材も今とちがって鉄板や大理石の板なんかを使っていたそうです
で、なぜ今の5角になったかというと・・

四角形の角をマウンドに向けたままでは
四角形の角をマウンドに向けたホームベースのままでは、
ピッチャーが投げるボールがホームベースの角にむかって飛んでくるわけです。
すると、主審がストライクとボールを判別しにくいわけですね。

そこで、四角形の角ではなく辺をピッチャーマウンドの方向に向けることにしました。
そうすると、投げたボールの軌道がホームベースの辺と向きが合いますので、
ボールの判別が正確にできるようになります。

もう一つの問題点・・・


しかし、このままではダイヤモンドの線との間に三角形の隙間ができてしまいますよね?
なので、その隙間を埋めるような感じで下の辺を、ダイヤモンドの線に合わせて延長しました。


上の図の通り、この形なら、隙間が出来ませんよね? まぁ、正確にはバッターボックスのスペースがあるのであんまり関係ないと思いますが、
当初はそういう理由で五角形の形になったというわけですよ
さらに、柔らかくて厚みがあると形が微妙に変わったりしてストライクゾーンがわかりにくく、
やはりボールの判別に問題があるので、ゴム製の薄い板状になりました。
ホームベース以外の1~3塁は、四角形のキャンバス地の厚みのあるバッグでできています。
薄いためすぐに土に埋もれたりするので、主審がブラシで土をはらってキレイにしたりしてますねよね。

まとめると・・・

ホームベースは当初四角形だったけど、
ストライク,ボールが判別しづらい,
ダイヤモンドのラインとベースの間に隙間が出来てしまう、
という理由で五角形になったんです