野球が9回までやっているワケとは・・・


⇇こちらが実際のスコアボード。表記は「十回」までですが、九回まで行い終了。

野球とは攻撃と守備が交代で行われ、攻撃側のチームはアウトが3つになったら交代し、
それを9回(9イニングとも呼びます。)行い、勝敗を決めます。なぜ9回になったのか・・・


昔は21点取るまで、試合が終わらなかった??


野球は1839年に考案されたスポーツといわれていて当時のルールは、
どちらかが21点先取した方が勝者となっていて娯楽性が高く試合終了後には「打ち上げ」の飲み会をするのが常だったんです。
21点先取制だとものすごく早く勝敗が決まることがあったり、逆になかなか試合が終わらなかったり終了時間が読めません。

ルールの改定は、ある人物の一声!


このルールに悩まされていたのが打ち上げの料理を作るコックたち。
一体どのタイミングで料理を用意すればいいのか、毎回悩みの種だったんですね。
そしてついに、ニューヨークの野球チーム・ニッカーボッカーズの専属シェフたちからクレームがありました。
そのクレームを受け、ある程度終了時間の予測がつけられるようにと回数制が導入されたのです。


野球の誕生から6年後の1845年のことでした。



なんで9回で終了になったのか?


では、なぜ「9回」なのでしょうか?
当時のアメリカでは12進法の影響が強く、12の3/4である9回が採用されたと言われています。
たしかにストライクやアウトのカウントも3回です。
ちなみに「ボール」は後になって導入されたルールのため4回までとなっていますが、
もし当時から存在したルールなら3回までとなっていたかもしれませんね。
なぜ回数が12回ではなく9回なのかについて、はっきりとしたことはわかっていないのですが、
12回では打ち上げのビールが気になって気になって試合に集中できなくなるからなのかな、なんて思っちゃいました。
なにしろ当時は試合の結果よりも打ち上げの方が大事だったという話もあるくらいですから。